バイオメカニズム
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4部 筋と身体運動
変位筋音図のFusion index曲線と筋線維構成比との関係
渡辺 彰吾北脇 知己岡 久雄
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2010 年 20 巻 p. 207-216

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抄録

強縮の進行度合いを示すFusion indexと刺激周波数との関係を表す曲線は, Fusion index-Frequency Curve (FFC) と呼ばれ, 2つのパラメータk, hで構成されるシグモイド関数 (FFC-equation) で表現できる. 本研究では, 筋線維構成比が異なるラットの腓腹筋, ヒラメ筋, 中間広筋を対象として, 変位筋音図のFFCを測定し, FFC-equationを適用させた. その結果, FFC-equationは変位筋音図にも適用させることが可能であり, kおよびhは, 単収縮からも簡易的に推定できることなどがわかった.

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© 2010 バイオメカニズム学会
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