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私滝沢は1979年と80年の藤沢市議会で、コンピュータ推計による予測により超高齢社会到来を指摘して以来、関心を持ち続け、関連する業務に関心のある方々との検討を続けてきた。医療社会学の分野から、リハ医学の改革こそが、持続可能な社会をもたらしうるとの認識に至った。研究の基礎となる書籍は滝沢・木島の協力を得て1996年に上梓し、又論文とした。そして、福井・木村の薫陶を得て、脳における神経可塑性の追求こそがリハ医学改革を実現すると考えた。その思考と、思考を研究に高めるための基本的認識と今回の研究費獲得につながった研究費申請の軌跡について報告する。