主催: NPO法人バイオフィリアリハビリテーション学会, 共催, NPO法人高齢市民が活躍するための社会技術研究会, 後援, 厚生労働省, 愛知県, 豊橋市, 豊橋創造大学, 財団法人テクノエイド協会, 財団法人日本障害者リハビリテーション協会, 社団法人全国老人保健施設協会, 社団法人日本理学療法士協会, 社団法人日本作業療法士協会, 日本リハビリテーション工学協会, 日本生活支援工学会, 日本経済新聞社
p. 56
本論文は、認知症患者への理学療法としてレクリエーションを取り入れる可能性について検討することを目的に、日を変えて4日間デイサービスで行われているレクリエーションを観察し、表情や行動、注意などから認知症者10名のレクリエーションの受け入れ具合の検討を行った。結果より、参加意欲、注意、行動の項目が高い点数が得られ、認知症者への理学療法としてレクリエーションを取り入れる可能性はあると考えられた。また、認知症でない男性に対しては認知症者の集団に入れない対策により、レクリエーションを取り入れる可能性はあると考えられる。レクリエーションを取り入れることにより、単に機能訓練を行うだけでなく、指導者や患者同士とのコミュニケーションを活発にすることで社会参加につながると考えられる。