主催: NPO法人バイオフィリア リハビリテーション学会
共催: 認定NPO法人高齢市民が活躍するための社会技術研究会
後援: 厚生労働省, 富山県, 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会, 公益財団法人テクノエイド協会, 公益社団法人全国老人保健施設協会, 公益社団法人日本理学療法士協会, 一般社団法人日本作業療法士協会, 一般社団法人日本リハビリテーション工学協会, 日本生活支援工学会
会議名: 第20回バイオフィリア リハビリテーション学会
回次: 20
開催地: 富山県高岡市
開催日: 2016/10/29 -
p. 18-
【目的】 咳嗽能力は端座位から仰臥位になると低下することは知られている。しかし、咳嗽能力が低下する因子については十分に検討されていない。そこで、今回咳嗽能力と呼吸機能(呼吸筋力、肺活量)の姿勢変化(端座位から仰臥位)時の変化量を求め、それらの関係を調べた。【対象】対象者は健常成人男性19名とし、無作為に仰臥位、端座位の2姿勢で咳嗽能力(CPF)、呼吸筋力(最大呼気圧:PEmax、最大吸気圧:PImax)、肺活量(VC)を計測した。【結果】CPF変化率とVC変化率、PImax変化率との間に有意な相関を認めた(r=0.55、r=0.51)がPEmax変化率との間には有意な相関を認めなかった。【考察】端座位から仰臥位になった場合に呼気機能よりも吸気機能の低下が大きいものほど、よりCPFの低下が大きくなる可能性が示唆された。