生物物理
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トピックス(新進気鋭シリーズ)
立体構造から明らかになったPTH1受容体を介した副作用発現機構
小林 和弘濡木 理
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2025 年 65 巻 5 号 p. 273-275

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抄録

PTH及びPTHrPは骨粗しょう症患者に対する有効な治療薬及び治療薬候補であり,PTH1受容体を活性化し骨形成を誘導する.その一方で,これらの薬剤は副作用となる骨吸収を併発するため骨吸収を抑えた骨形成薬の開発が期待されている.本項では立体構造に基づく,PTH1受容体の活性化機構と骨吸収/骨形成作用のスイッチについて紹介する.

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