2011 年 49 巻 p. 39-44
大阪府では、「建築物飲料水水質検査業」事業者を対象に、大阪府建築物飲料水水質検査業外部精度管理を平成19 年度より実施してきた。平成21 年度は、亜鉛及びその化合物および蒸発残留物を対象とし、43機関を対象に精度管理を実施した。判定基準はZ スコア、機関内変動係数を用いた。本報では亜鉛およびその化合物の結果について報告する。判定基準のZ スコアが3≦|Z|で不満足となったのは、43 機関中3機関で、その原因は、機器の整備不良、不適切な使用方法、標準溶液の調製ミスによるものであった。