抄録
187名の高校柔道選手を対象に12項目のトレーニングへの意識,実態,知識調査を行い、それらの関連を統計的に検討した結果,次のような知見を得た。
1)トレーニングは殆どの選手が必要と回答したにも関わらず,実際に実施している選手は約半数であった。
2)トレーニングについて選手自身が適当と考える頻度や内容を実際も実施していた。
3)トレーニング内容に関しては重量級はマシーンやバーベルやダンベル等を使ったトレーニングを主に実施し,軽量級は走トレーニングを実施している傾向がみられた。
4)トレーニングそのものは重量級の選手の方がより実施し,軽量級の選手の方が実施している者はトレーニング頻度は多かった。
5)トレーニングの効果は選手の階級や得意技と関連がみられた。
6)トレーニングの実施は指導や講習会の受講と関連が高く,知識の提供が実際にトレーニングを実施する直接的な要因であると考えられる。