抄録
九州北東部の大分県周辺地域において新たに測定した445点の重力データと11,748点の既存データを使用し, 2.0 g/cm3, 2.3g/cm3及び2.67g/cm3の3種類の仮定密 度の重力図を作成し,それぞれの図に現れている主な特徴について考察した.さらに,基盤岩が地表に現れていると思われる点を結ぶプロファイルについて基盤深度の解析を試みた.本地域においては中央構造線発達以後の構造運動に伴い形成された弱線に沿って大規模な火山活動が長期間繰りかえし行われ,第四紀~第三紀の火山砕屑物に厚く覆われていて,別府湾の中央で最も厚く4,000 m以上と推定された.