放送研究と調査
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メディア多様化時代の20代とテレビ
斉藤 孝信
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2020 年 70 巻 2 号 p. 2-15

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抄録
メディア利用実態を測定した複数の世論調査の結果から、現在の20代にとってのテレビの存在感や距離感を探った。20代では、週に1度もリアルタイムでテレビを見ない人が約3割である。リアルタイムのテレビを視聴している人についても、1週間のうち毎日視聴したり、1日のうち長時間視聴したりする人の割合が減少している。一方で、タイムシフト(録画)視聴する人や、インターネットで放送局の提供するコンテンツ・サービスに接触する人は増えておらず、20代がテレビコンテンツそのものから離れていることがわかる。20代は、リアルタイム視聴率が減少した夜の時間帯に、スマホを使って「SNS」「動画」「ゲーム」など、さかんにメディア行動をしている。インターネットでテレビ番組の動画を視聴している20代へのアンケートでは、「見たい番組をテレビで見逃した場合」、「放送後に見たいと思った場合」、「テレビでは放送していないコンテンツを見たい場合」などにインターネットを活用している様子もうかがえた。
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© 2020 NHK放送文化研究所
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