分析化学
Print ISSN : 0525-1931
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水溶性シッフ塩基へのマージングゾーン誘導体化/逆相分配高速液体クロマトグラフィーによるn-アルキルアミン類の分離定量
高柳 俊夫DRIOUICH Rim澤井 邦子LI Qiong大島 光子本水 昌二
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2004 年 53 巻 7 号 p. 723-728

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抄録
n-アルキルアミン類の分離定量法として,陰イオン性アルデヒドを誘導体化試薬として用いる吸光検出-逆相分配高速液体クロマトグラフィーを検討した.誘導体化試薬としては,サリチルアルデヒド-5-スルホン酸イオン(SAS)と4-(4-スルホフェニルアゾ)-1-ヒドロキシ-2-ナフトアルデヒド(SPAHNA)を用いた.n-アルキルアミンを含む試料溶液と試薬溶液はそれぞれの流路に同時に注入され,マージングゾーン法によりオンラインで混合され,5 m,70℃ の反応コイル中で水溶性シッフ塩基へと誘導体化された.生成した水溶性シッフ塩基は逆相カラムにより分離され,吸光検出された.オンライン誘導体化とカラム分離/検出を含む分析時間は,SASを用いた場合25分,SPAHNAを用いた場合は18分であった.アルキルアミン類に対する検量線は0~50 μMの範囲で良好な直線性が得られ,検出限界は,SASを用いた場合0.5~1.0 μM,SPAHNAを用いた場合は0.08~0.20 μMであった.
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© The Japan Society for Analytical Chemistry 2004
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