分析化学
Print ISSN : 0525-1931
技術論文
Smart-Tech法を用いるフーリエ変換赤外分光法による全自動結石分析システム
神 ちひろ福田 清一佐藤 春彦斎藤 彰
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2004 年 53 巻 7 号 p. 735-741

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抄録
結石分析においてはシュウ酸カルシウム,リン酸カルシウム,コレステロール,ビリルビン等の主成分の解析だけではなく,混合成分やその混合比率も重要な分析課題である.分析の迅速化を目的とし,Smart-Tech法を用いたフーリエ変換赤外分光法による全自動結石システムを開発した.反射法の原理を応用したSmart-Tech法は試料を凹凸のある金属板上に薄く引き延ばすだけで測定が可能であり,従来のKBr錠剤法と比較して前処理時間を大幅に短縮することができた.オートサンプラーは600検体設置可能であり,また,検索と定量の機能を組み合わせることで混合成分の同定とその比率を同時に解析することができるソフトプログラムも開発し,定量的解析の効率化も実現した.更に2成分系の検量線を複数組み合わせることで3成分の定量も可能にした.実結石検体の定量結果においてもKBr錠剤法と良好な相関が得られた.
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© The Japan Society for Analytical Chemistry 2004
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