名古屋大学工学部
1978 年 27 巻 6 号 p. 358-362
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パイレックスガラス表面層のナトリウムをカリウムで置換すると,その層への銀の拡散が,未処理のパイレックスガラスの場合と比較して著しく小さくなることを二次イオン質量分析法によって見いだした.カリウム処理をしたパイレックスビーカーを用いて銀を含む有機物試料の分解と銀の希薄水溶液の蒸発乾固濃縮を行ったところ,未処理ビーカーで見られる銀の拡散損失がほとんどなく,石英ビーカーを用いたときとほぼ同等の満足すべき銀回収率が得られた.
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