多変量解析法を用いたガソリンと灯油の混合比の測定
1991 年 40 巻 8 号 p. 389-394
詳細
1991 年 40 巻 8 号 p. 389-394
ガソリンと灯油の混合物をGCで測定した場合,相互にクロマトグラムが重なりガソリン,灯油あるいはそれらの混合物であることの明確な判断が不可能となる場合がある.そこで,あらかじめガソリンと灯油の混合比の明らかな試料のクロマトグラムを一定の規則に従って数値化し,データベースを作成した.次いで,検査試料についても同様に数値化し,多変量解析法により検査試料の混合比の推定を行った.更に,この結果をもとに主成分得点,重回帰分析からより高い精度で混合比の測定を行うことが可能となった.
