京都大学基礎物理学研究所
2006 年 61 巻 12 号 p. 918-923
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1935年の湯川秀樹の中間子論に始まる'素'粒子論は,40年後の標準理論の成立により最終的な解決を見た.その見事な解決には,坂田学派の複合模型と,量子電気力学に対して展開された朝永振一郎のくりこみ理論が本質的な役割を果たした.この絶望的とも思えた困難な問題がたった40年で解決されたことは驚きである.'素'粒子論の後を継ぐ子供たち,「クォーク・ハドロン物理学」と「素粒子統一(究極)理論」の分野は,すでに30歳を迎える.
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