日本物理学会誌
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SSC計画 : 現状とその物理の魅力
近藤 敬比古
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1991 年 46 巻 9 号 p. 742-749

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抄録

SSC (Superconducting Super Collider) は重心系エネルギー40TcVの陽子・陽子コライダー加速器で米国テキサス州で建設が始まっている. SSCの主要目的は, 1TeVエネルギー領域の物理, とりわけGWS理論 (弱電磁相互作用の対称性の破れ)の起源を解明することである. 既に大型実験装置の予備提案(SDC)が一つ認められた. 巨大科学の典型として, また大型国際協力の1例として議論になっているこの計画の経過と現状, 加速器, 実験装置, 期待される物理について, 欧州でのLHC計画との比較も含めて概説する.

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© 社団法人 日本物理学会
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