著者所属:京都大学理学部物理第1教室 京都大学理学部物理第1教室
1991 年 46 巻 9 号 p. 750-757
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2自由度古典力学系がそのハミルトン関数の非可積分のゆえに示す軌道の複雑さ(カオス)はどのようにその量子状態へ反映されるのだろうか. そのエネルギー準位と波動関数の様相を問う'量子カオス'の研究が実験の裏付けのもとで進められるようになった. 反磁性水素型原子の高励起状態を調べる分光研究がそれである. 最近の進展状況を報告する.
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