著者所属:名古屋大学大学院理学研究科
2004 年 59 巻 5 号 p. 308-311
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銀河系宇宙線の主成分である陽子が超新星残骸において加速されているかどうかという問題は,現在まで大きな興味を持たれてきた.我々は一酸化炭素分子輝線を用いた星間分子雲の広域観測を行い,太陽系から約1 kpc の距離にあってTeVガンマ線超新星残骸G347.3-0.5と相互作用している分子ガスの存在を明らかにした.これらの分子ガスと非熱的X線放射やTeVガンマ線との空間分布の相関は,超新星残骸と分子雲の相互作用が陽子加速の源である可能性を示唆するものである.
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