千葉県農林総合研究センター研究報告
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近年千葉県で流通している家畜ふん堆肥の化学性の特徴
大嵩 洋子安藤 光一久保田 貴志
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2015 年 2015 巻 7 号 p. 67-74

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抄録
近年(2006~2012年)千葉県内で生産され流通している家畜ふん堆肥の化学成分的特徴を解析するとともに,前回調査(1976~1991年)と比較した.1.近年の牛ふん堆肥は水分含量が高く,EC,窒素,リン酸,石灰及び苦土が低かった.一方,鶏ふん堆肥は水分含量が低く,リン酸,加里及び石灰が高かった.豚ぷん堆肥は窒素及びリン酸が高く,加里が低く,牛ふん堆肥と鶏ふん堆肥の中間的な性質であった.また,豚ぷん堆肥は銅及び亜鉛が高かった.2.今回調査結果を前回調査と比較すると,水分含量は全ての畜種おいて低下した.牛ふん堆肥と鶏ふん堆肥は,窒素が減少し,加里,石灰,苦土,銅及び亜鉛が増加した.豚ぷん堆肥は,窒素,リン酸,加里,石灰及び亜鉛が減少し,特に銅の減少割合が大きかった.3.化学性の階級別分布割合では,今回調査の牛ふん堆肥及び鶏ふん堆肥は,前回調査に比較して水分含量が低く,加里が高いものが増加していた.一方,豚ぷん堆肥は,窒素及びリン酸が前回調査より低濃度のものが多くなった.4.近年の家畜ふん堆肥は,ほとんどが窒素及び加里が1%以上で,有機質肥料的堆肥であり,土づくり的堆肥は非常に少ない状況であることが明らかとなった.
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© 2015 千葉県農林総合研究センター
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