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4-Nitroquinoline N-oxide 誘導体の癌原性とそのニトロ基のSH化合物に対する反応性との相関関係
遠藤 英也
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1958 年 49 巻 2 号 p. 151-156

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抄録

癌原性および非癌原性の7種の Nitroquinoline N-oxide (N-oxide を欠くもの一種, と Pyridine 誘導体一種を含む) についてそのニトロ基のSH化合物に対する交換反応活性度を測定したところ癌原性発現と活性度との間に一定の関係のあることが見出された。
また同一の条件でそのニトロ基のアミノ酸, ヌクレオチド, 及び核酸に対する反応性を観察したが, 反応は陰性であった。

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