脳循環代謝(日本脳循環代謝学会機関誌)
Online ISSN : 2188-7519
Print ISSN : 0915-9401
シンポジウム2 神経保護と神経再生
ワルファリン誘発出血性梗塞に対するシロスタゾールの保護作用の検討
北庄司 輝原 英彰
著者情報
ジャーナル フリー

2014 年 25 巻 2 号 p. 57-61

詳細
抄録

現在,出血性梗塞に対する有効な治療法はなく,ワルファリンによる出血性梗塞の増大は致命的であるため,その治療法の確立が不可欠である.抗血小板薬であるシロスタゾールは神経保護作用および血管内皮細胞保護作用を含む様々な保護作用を有することが知られているが,ワルファリン服用患者には慎重投与とされている.本研究では,シロスタゾールがtight junction proteins およびVE-cadherin を増強することで,ワルファリンによる出血性梗塞の増悪を抑制することを明らかにした.また,末梢からの出血時間も延長させなかったことから,本研究が臨床に応用できる可能性も示唆された.

著者関連情報
© 2014 日本脳循環代謝学会
前の記事 次の記事
feedback
Top