2022 年 4 巻 p. 40-53
2020年11月に開催された「第5回東京国際プロジェクションマッピングアワード (Tokyo International Projection Mapping Award Vol.5)」において城西国際大学チームはプロジェクションマッピングの制作実績もなく、また、初出場にも関わらず、2番目の評価である「優秀賞」を受賞する. 本報告ではプロジェクションマッピングの未経験校が力量を発揮出来た事に着眼し、その「有効要素」と「実行順序」を探る事を目的としている. そのため、大会参加学生にアンケート調査を実施し、制作工程を綿密に振り返り、かつ、構造化する事を試みた. その結果、「目的意識」「コミュニケーション」「計画性」「多様性」「議論の場」という5つの「有効要素」を見出された. 更に、そこには「実行順序」が存在することも解明した.