環境情報科学論文集
Vol.17(第17回環境研究発表会)
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衛星データを用いた水稲収量予測モデルの研究
山口 高明王 秀峰谷 宏矢沢 正士
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p. 89-94

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抄録
石狩川下流域の水田地帯を対象に、地上生育データ、アメダスデータおよび衛星データから収量予測モデルを構築した。この発育モデルと衛星データから推定した草丈を使用する収量モデルで構成されている。またNOAA/AVHRRを用いてNDVIから草丈を推定する関係式も作成した。発育モデルで推定した幼穂分化期は実測値と比較して3.5日の遅れ、出穂期は3.6日の遅れであった。収量モデルについて地上生育データを用いた場合とNOAA/AVHRRデータを用いた場合について推定精度を調べた。それぞれ5.6%と12%の推定精度であった。さらに、NOAA/AVHRRを用いて対象地域のメッシュ単位の推定収量分布図を作成した。
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© {2003}(社)環境情報科学センター
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