環境情報科学論文集
Vol.19(第19回環境研究発表会)
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温泉街の居住者アンケート調査からみた温泉街のまちづくりに関する基礎的研究
群馬県伊香保温泉を事例として
山田 桐子宮崎 均
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p. 133-138

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抄録

各地の温泉地で様々な振興策が展開されている。温泉地におけるまちづくりは観光客に重点が置かれやすく、振興策の多くは観光客を主とした施設建設、施設整備である。本来、温泉街のまちづくりは居住者と観光客の双方にとって魅力的であるべきだ。そこで、全国の温泉地を対象とし、各地の温泉地で振興策調査を行い、その調査結果をもとにアンケートを作成し、伊香保温泉でアンケート調査を実施した。居住者が振興策や生活環境、温泉の魅力等について、どのように考えているか読み取ることで、まちの魅力や、まちづくりの整備・検討項目を明らかにすることを目的とする。アンケート調査より温泉街のまちづくりは、ハード事業、ソフト事業の両立を図りつつ、特にハード事業は温泉街の魅力となっている点を大切にし、住民が望む事業と振興策が一致することが望ましい。

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© {2005}(社)環境情報科学センター
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