環境情報科学論文集
Vol.20(第20回環境研究発表会)
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実験的手法による屋上緑化の熱環境緩和効果に関する研究
高橋 岩仁大木 宜章坪松 学保坂 成司高橋 里佳
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p. 189-192

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抄録
地球温暖化や都市域でのヒートアイランド現象が大きな問題となっている。その原因の一つは都市化による地表面の熱特性変化、つまり工業材料による高温化と蓄熱量の増加であり、この熱環境緩和のため、緑化対策など多くの対策が検討されている。屋上緑化もその対策の一つであるが、これには建物全体の熱的特性が関係する。さらに、緯度の高いわが国では壁面の温度も重要となり、近年、建物外壁面の建材としてALCパネルなど壁面厚が薄く比較的熱容量の小さな建材が利用されている。 ここでは、壁面にこのパネルを用い、実験的手法により屋上緑化の有無による壁面を含めた建物全体から大気への熱伝達量の相対的な比較から屋上緑化の熱環境緩和効果について検討した。
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© {2006}(社)環境情報科学センター
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