環境情報科学論文集
Vol.21(第21回環境情報科学学術研究論文発表会)
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オリエンタルハーブの香りの生理・心理的効果の脳血液動態及びSD法による解析
趙 炫珠李 宙營藤井 英二郎
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p. 207-212

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抄録
香りの生理・心理的な効果の研究では,西洋ハーブの香りが多く,オリエンタルハーブの香りの評価が少ない。本研究では,6種のオリエンタルハーブの香りを20 代の男女35 名に嗅いでもらい,脳血液動態とSD 法による印象評価を行った。脳血液動態では,ユズ,ヒノキ,ヨモギ,ハッカ,サンショウ,シソの順に脳血流量が減少する傾向が見られた。SD 法では,シソとサンショウ,ハッカは刺激的な香り,ユズは爽やかな香り,ヒノキは木の香り,ヨモギは刺激でない香りとして有意に評価された。これらの結果から,刺激的な香りより爽やかな香りの方が脳活動に鎮静作用の可能性が示唆された。
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© {2007}(社)環境情報科学センター
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