主催: 一般社団法人環境情報科学センター
p. 43-48
高度処理水を利用したせせらぎ用水を対象として,水辺環境に対する利用者の満足度などを評価・分析し,建設費と利用者便益の費用便益分析を行った。主として,CVM(仮想市場法)を用いて,せせらぎ水路の環境価値を評価し,旅行費用法との比較を行った。CVM での費用便益比が旅行費用法での費用便益比を上回っている。費用便益分析よりせせらぎ水路は費用便益効果があることがわかった。せせらぎ水路の水辺環境機能は住民から高く評価され,身近な暮らしに役立つ施設となっている。