環境情報科学論文集
Vol.23(第23回環境情報科学学術研究論文発表会)
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新宿御苑における利用者の年代と環境学習意識との関係について
吉野 美沙樹古谷 勝則
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p. 481-486

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抄録
東京都の新宿御苑を対象にして,環境学習に対する一般利用者の意識を調査し,年代別に比較することを目的とした。アンケート調査は,新宿御苑の一般利用者 425 名に対して行った。その結果,年代により「興味のあるイベント」,「行いたい自然体験」で差がでた。10 代~20 代の若い年代,30 代~40 代の子連れ層,50 代以上の中高年で環境学習に対しての興味が異なるということが明らかになった。若い年代は「自然の中で遊ぶ」事に関心が高い。子育て層は「子供を自然に触れさせる」事に対して関心が高い。50 代以上は「自然に関しての知識を得る」事に関心が高い。今後,環境学習を行うにあたり年代別の配慮が重要である。
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© {2009}(社)環境情報科学センター
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