環境情報科学論文集
Vol.25(第25回環境研究発表会)
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亜臨界水処理した模擬生ごみのガス化特性の検討
木科 大介大木 宜章高橋 岩仁大森 将希
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p. 25-30

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抄録
本研究は,亜臨界水処理を利用したメタン発酵による有機性廃棄物のガス化効率の向上を目的としている。そこで,本報告では,亜臨界水処理の最適処理条件を求めるべく,模擬生ごみを試料とし,処理温度条件の違いによる有機物分解特性およびメタン発酵のガス化特性について検討を行った。その結果,有機物分解は,温度を上昇させると分解効率が高かった。しかし,メタン発酵では,亜臨界水処理温度の上昇に伴うガス化効率は見られず,100℃および150℃で高いガス発生量となった。したがって,メタン発酵のガス化効率における,亜臨界水処理の最適処理条件は100℃から150℃であるといえる。
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© 2011 (社)環境情報科学センター
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