環境情報科学論文集
Vol.27(第27回環境情報科学学術研究論文発表会)
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PET ボトル収集量の規定要因に関する定量分析
-大阪府市町村の悉皆調査に基づいて
稲岡 美奈子北野 慎一吉野 章
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p. 151-156

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抄録
PET ボトルの家庭からの排出量が増加する中,多くの市町村がPET ボトルの収集作業を負担している。一般的に市町村による収集方法は,拠点収集と定期収集に分けられ,定期収集はさらにステーションと家前に分けられる。本研究では,大阪府全市町村への聞き取り調査を実施し,PET ボトルの収集方法と収集量の概況を明らかにし,市民一人当たり収集量を規定する要因を定量的に分析した。その結果,消費者の排出負担に影響を与える収集方法の違いが,収集量に強く影響しており,収集量を増加させるには,定期収集が,さらに家前収集が効果的であることが示唆された。この結果を踏まえ,容リ法における費用負担の改善について検討を行った。
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© 2013 (社)環境情報科学センター
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