環境情報科学論文集
Vol.27(第27回環境情報科学学術研究論文発表会)
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都市と農村におけるSNS 利用者の地域意識に関する研究
鬼塚 健一郎星野 敏橋本 禅
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p. 335-340

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抄録
農村地域においてもインターネット利用環境の整備が進んでおり,SNS 等のソーシャル・メディアには地域のための新たな交流の場としての役割が期待される。一方で,そのようなツールの利用が個人的なものに偏ると,逆に地域意識が低下し,地域コミュニティが一層弱体化することも懸念される。本研究では,SNS の利用タイプ間における地域意識の差について比較分析を行った。その結果,1)地域意識は外向き・内向きで異なること,2)実名SNS の利用者では,特に外向きの地域意識が高いこと,3)いずれの地域意識についても農村部の方が都市部より高いこと,4)将来,実名SNS の利用により地域外との交流の活発化が期待できることなどが明らかとなった。
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© 2013 (社)環境情報科学センター
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