環境情報科学論文集
Vol.29(第29回環境情報科学学術研究論文発表会)
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いわき市「土曜学習」における土壌教育に対する児童の評価と土壌に対する意識変化
羽生 一予森澤 建行田村 憲司
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p. 247-252

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抄録

生態系における土壌の重要性が一般に知られていない。小学生の土壌に対する関心は低く,子どもが幼少期や児童期に土壌にどう接したかということが,土壌に対する考え方や見方やイメージ形成に大きな影響を及ぼすことから,小学校での土壌教育は重要である。文部科学省(2014)により土曜日の豊かな教育活動が推進され,いわき市で「土曜学習」が始まった。そこで,土壌教育プログラムを実施し,学習前後で児童の土壌教育プログラムの満足度をフェイススケールにより評価した。さらに,アンケートによって土壌に対する意識を調査した。その結果,土壌教育プログラムは高い満足度を示し,土壌教育後に土壌に対する好意的な意識が示された。

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© 2015 (社)環境情報科学センター
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