環境情報科学論文集
Vol.30(第30回環境情報科学学術研究論文発表会)
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寒冷地における住宅向け地域熱供給システムの衰退事例から学ぶ普及課題
浦上 健司
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p. 303-306

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抄録

近年,寒冷地での住宅向け地域熱供給システムへの関心が高まっている。しかし,わが国には高度成長期に整備され,今日までに衰退した当該システムが複数存在している。そのため筆者らは事業を廃止した道営北広島団地の事例を中心に,今後の普及に関わる課題を抽出した。その結果,エリア内での接続義務のないこと,公共的な施設での不採用,地域熱供給に対する住民の理解の欠如の3 つの問題が明らかになった。また,北広島の衰退には重油高騰も関わっていた。当該システムの再構築と普及のためには,上記の課題を克服し,併せて再生可能エネルギー等の地産燃料を使用する必要があると考察する。これは地域振興に効果をもたらすことにも繋がる。

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