主催: 一般社団法人環境情報科学センター
p. 85-90
本研究は、米国消費者が環境に関して有する規範や態度がグリーンコンシューマー行動意図に与える影響について分析した。米国消費者700 名のウェブアンケート調査結果に対して因子分析および共分散構造分析を行った結果、格好良いライフスタイルの追求がグリーンコンシューマー行動につながる要因であることが示された。一方、環境への義務は同行動につながる要因であるとはいえないことが示された。米国でグリーンコンシューマー行動意図を促進するためには、環境教育等による環境への義務感の向上といったアプローチより、環境に配慮したライフスタイルの格好良さを強調するアプローチが効果的だと考えられる。