環境情報科学論文集
Vol.30(第30回環境情報科学学術研究論文発表会)
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国際河川管理に関する市民情報アクセスと意思決定参加
メコン河とドナウ川流域管理のための制度的枠組みに関する比較研究
小林 正典
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p. 97-102

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抄録

効果的な環境管理および持続性推進において、市民の情報アクセスや意思決定参加は重要な要素を成す。しかし、政策・制度的枠みや管理組織の機能は事例により大きく異なる。メコン河委員会は事前通知・協議・合意手続きといった先進的取組を導入しているものの、依然として加盟国間での紛争が生じている。 一方、水力発電プロジェクトが増大する中で、ドナウ川流域国は政策や制度的仕組みを調え、協力関係を維持し、情報公開や市民協議を行うなどして、紛争を予防してきている

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© 2016 (社)環境情報科学センター
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