環境情報科学論文集
Vol.31(第31回環境情報科学学術研究論文発表会)
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研究論文
ペットボトルの散乱防止対策についての歴史的考察 -ローカルデポジットの教訓と容器包装リサイクル法の限界
栗岡 理子
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p. 253-258

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抄録

近年, 各地でペットボトルの散乱が報告されている。飲料容器の散乱については, 1970 年代から1990 年代にかけて「空き缶公害」が問題視された際, ローカルデポジットの導入が試みられた。しかしそれは全国に波及するに至らず, 解決策にはならなかった。1995 , 国はごみ減量とリサイクル促進を目的に, 容器包装リサイクル法を制定した。同法によりリサイクルは促進されたが, 散乱ごみ問題は解決されなかったと考えられる。同法には生産者にも消費者にも自治体にも回収促進のインセンティブは与えられていない。このため, 散乱ごみ対策としては根本的に限界をもつ。本稿は, こうした経緯を検証することで, ペットボトル散乱問題の解決の糸口を探る。

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