主催: 一般社団法人環境情報科学センター
p. 247-252
プラスチックに含まれる多数の化学物質の室内での暴露によるヒト健康リスクを推定するためには,室内に存在する多数の製品に含有する化学物質を特定して,化学物質の室内暴露解析を行う必要がある。プラスチック種類別に含有する化学物質が異なることから,プラスチック種類別に室内ストック量を把握することで,既存の室内暴露解析ツールを使用することができる。そこで本研究では,室内で使用される製品中に含有するプラスチックを対象に,国の統計データにもとづく室内フロー・ストック解析の枠組みを構築し,種類別・品目別にプラスチックの室内存在量を推定した。