主催: 一般社団法人環境情報科学センター
会議名: 第32回環境情報科学学術研究論文発表会
回次: 32
開催地: 日本大学会館(東京)
開催日: 2018/12/17
p. 221-226
本研究では,1 年以内に家電製品の購入を予定している消費者を対象に,中古製品に対する消費者の購入意向と購入条件についてアンケート調査を実施した。その結果,最初に中古製品を検討しないと回答した人の約86.3%が,中古製品の製品条件を提示することで中古製品に対する受け取り方が変わり,購入を検討もしくは条件付きでの購入を検討すると回答した。そのとき,中古製品購入の最も重要な受容条件として「製品状態」があげられ,「使用期間」「価格」が続いた。中古製品の購入を「検討する」と回答した人は,家電製品の選択において,自分の個性より,製品の実用性を重視する傾向が示された。