環境情報科学論文集
Vol.32(第32回環境情報科学学術研究論文発表会)
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研究論文
木曽川上流部における洪水対策の歴史的経緯
-猿尾(水制)の築造に注目して
馬場 慎一伊藤 政博
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キーワード: 木曽川上流部, 洪水, 破堤, 猿尾
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p. 239-244

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抄録

木曽川上流部における築堤は,1601 年から 1609 年にかけて行われたが,その後も多発する洪水により破堤し,猿尾が特定な期間と箇所に多数設置された。本研究は,歴史的資料に基づいて猿尾の設置に注目し,洪水と破堤の発生頻度,および猿尾の設置との関わりについて検討した。その結果,洪水と破堤は特定の期間に数多く発生し,猿尾の設置個所は破堤とも関係していることが明らかになった。

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© 2018 (社)環境情報科学センター
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