環境情報科学論文集
Vol.32(第32回環境情報科学学術研究論文発表会)
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報告
バングラデシュ・クルナ市の小中学校におけるウエイスト・ピッカーと廃棄物管理をテーマとした環境教育プログラムの開発と児童・生徒の学習理解度に関する考察
佐藤 秀樹
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p. 323-328

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抄録

筆者は,バングラデシュ・クルナ市において,ウエイスト・ピッカーによる有価廃棄物の分別・回収を通じた資源循環や環境保全へ貢献する役割の認識および彼らの社会的差別・偏見の緩和,並びに地域住民の適切なごみ管理をテーマとした環境教育教材(フリップカード,カルタ,ボードゲーム,アクションプランシート)を開発した。今回の研究では,次世代を担う小中学校40校の生徒(小学生1,690人, 中学生828人)に対して開発した教材の学習理解度を把握することを目的とした環境教育プログラムを実施した。その結果,8割以上の小中学生から理解を得ることができ,参加した教師,保護者からだされた意見集約では教材の有用性・必要性が明らかとなった。

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© 2018 (社)環境情報科学センター
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