環境情報科学論文集
Vol.32(第32回環境情報科学学術研究論文発表会)
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研究論文
気候変動に対する脆弱性についての概念整理とそれにもとづく指標特定スキーム
渡邊 学榎原 友樹肱岡 靖明大場 真戸川 卓哉エストケ ロナルド カネーロ永井 克治
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p. 61-66

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抄録

気候変動による影響を最小限に抑えるには,リスクを科学的に捉え,個々の要素に対して適切な対策を行うことが求められる。気候変動による影響のリスクを構成する主要な要素として外力・暴露とともに脆弱性があるとされる。外力・暴露については研究が進む一方,脆弱性については,その指標化や評価が困難であると捉えられてきた。本研究では,まず脆弱性の概念や脆弱性指標の特性について既往研究を基にレビューし整理を図った。その後,脆弱性指標を特定するスキームを開発し提案を行った。本スキームは適応策立案への貢献が期待できる。

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© 2018 (社)環境情報科学センター
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