環境情報科学論文集
Vol.34(2020年度 環境情報科学研究発表大会)
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研究論文
公共空間における長尺リニアベンチの座席選好
東京ドームシティにおける事例研究
毛 茂竹柳井 重人木下 勇
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p. 109-114

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抄録

本研究では,東京ドームシティの東京ドーム前の公共広場を研究対象地として選定し,公共広場の長い線形ベンチにおける個人の座席選好を明らかにすることを目的に,調査を実施した。 現地観測を5 日間実施し,マッピングの結果に基づいて分析を行った。その結果、以下の点が明らかになった。1)アクセスルートに近いベンチは、他のエリアのベンチよりも個体数が多い傾向がある。2)個人がベンチのどこに座るか決める機会があるとき、彼らは通常、端の部分に座ることを好む。3)グループのカップルや個人はベンチの中央に座る傾向がある。4)個人はベンチの看板の前に座るのを避ける傾向がある。

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© 2020 (社)環境情報科学センター
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