本研究の目的は,オンライン形式による自然体験型授業の効果とその促進要因,また効果に影響する授業の構成要素をそれぞれ明らかにすることである。そこでオンデマンド型を主とするオンライン形式の自然体験型授業を32 名の女子大学生に実施した。その結果,里地・里山への意識と気持ちが向上し,利得感や危機感,有効感などを認識することが意識向上の促進要因であることが示された。さらに動画視聴を通した森林調査の擬似体験と,里地・里山の保全方法を習得できる課題の整理や,有効感や楽しさを認識できる自然素材クラフト工作や運動などの実体験が影響する構成要素であることが明らかになった。