主催: 一般社団法人環境情報科学センター
会議名: Vol.35(2021年度 環境情報科学研究発表大会)
回次: 35
開催地: オンライン
開催日: 2021/12/06 - 2021/12/12
p. 298-303
健康志向や自然志向の高まりから,里山景観の中を歩くことができるフットパスでは,中高年層の利用需要が増している。里山はなだらかな丘陵地に広がるため,分岐点で道迷いが発生しやすく利用者自身の読図力が求められる。本研究では,東京都町田市に位置する多摩丘陵フットパスを対象に,AR 技術とナビゲーション機能を融合したフットパスのセルフガイドアプリを開発した。中高年層32 名に,開発したアプリと従来の紙地図による案内地図との評価を比較するアンケート調査を行った結果,被験者の地図利用に対する感情,経験などの個人属性との関係性から,開発したアプリの有効性を確認した。