主催: 一般社団法人環境情報科学センター
会議名: Vol.35(2021年度 環境情報科学研究発表大会)
回次: 35
開催地: オンライン
開催日: 2021/12/06 - 2021/12/12
p. 55-60
本研究では,琵琶湖流域の環境評価に影響を与える要因を明らかにすることを目的に,流域住民を対象としたアンケート調査を実施し,得られた1102 件の回答を使って共分散構造分析を行った。その結果,1)琵琶湖に対する愛着が強い,もしくは,琵琶湖に関する情報源の種類数が多いほど,琵琶湖への関心が高く,それらの人は水質と生態系の評価が高い傾向にあること,2)情報源の種類数が多い人は知識レベルが高く,それらの人は水質の評価が高い傾向にあること,3)安曇川流域では琵琶湖に対する関心が高い人ほど生態系や水質の評価が高い傾向が見られたが,野洲川流域ではそれらの傾向は見られないことが明らかにされた。