主催: 一般社団法人環境情報科学センター
会議名: 2022年度 環境情報科学研究発表大会
回次: 36
開催地: オンライン
開催日: 2022/12/05 - 2022/12/11
p. 105-111
本稿では,政策形成における環境教育の意義に照らした効果的な施策展開に結び付けることを目的とし,地球温暖化に関する教育による学習の時期や内容と意識や政策受容度との関係をアンケート調査に基づき分析した。分析に当たっては,ランダムフォレストを活用して重要度の大きい説明変数を抽出した上で個別に統計解析した。 結果,(1)学習記憶がある方が無いより対策の必要性認識が高くなること,(2)大学期の学習が政策受容度に影響する可能性があること,(3)印象に残る学習内容は,時期を通じ,影響に関するものや体験を通じたものであること,が得られた。 今後の研究の展開として,本稿で確認された傾向が因果関係であるかの解析等が考えられる。