環境情報科学論文集
Vol.36(2022年度 環境情報科学研究発表大会)
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研究論文
国立公園における登山道維持のための費用負担に対する利用者意識
-中部山岳国立公園北アルプストレイルプログラム(仮)を事例として-
安原 有紗愛甲 哲也
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p. 144-149

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抄録

中部山岳国立公園では,2021 年より「北アルプストレイルプログラム(仮)」を試行実施している。本研究では,この事例をもとに,国立公園における登山道維持のための費用負担に対する利用者意識について,利用者が自発的に発した意見に基づき,利用者負担の制度の改善点となるポイントは何かを把握するため,利用者アンケートに寄せられた自由記述データを用いて,テキストマイニング分析を行った。その結果,取り組み全体に対するプラスの評価が確認されたほか,登山道維持の課題やプログラムに関する意見を9つのグループに分類することができた。また,現状の課題をどのくらい認識しているかにより,出現する語が異なることが明らかとなった。

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© 2022 (一社)環境情報科学センター
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