環境情報科学論文集
Vol.36(2022年度 環境情報科学研究発表大会)
会議情報

報告
Project PLATEAU の3D 都市モデルを利用した都心市街地の温熱環境シミュレーション
-地区スケールの暑熱適応まちづくりに向けて-
山崎 潤也増渕 正博飯塚 悟吉田 崇紘似内 遼一真鍋 陸太郎村山 顕人
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p. 238-243

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抄録

地区スケールの暑熱適応まちづくりを推進する上では対象地の温熱環境シミュレーションを実施することが効果的であり、他方で国土交通省主導の「Project PLATEAU」の事業では全国各都市の3D 都市モデルのオープンデータ化が進められている。本報では同モデルを活用し、都心市街地である名古屋市中区錦二丁目地区を対象とした夏季日中の温熱環境をCFD 解析した事例を報告する。解析の結果、街区の中央部分に位置する「会所」の空間は直達日射が遮られ、快適性が良好となる可能性が示された。また、解析モデルの構築に際してはPLATEAU のオープンデータの有用性および不足する情報を示し、解析プロセスの一般化に向けた情報整備状況の課題を指摘した。

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© 2022 (一社)環境情報科学センター
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