環境情報科学論文集
Vol.37(2023年度 環境情報科学研究発表大会)
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理想的な暮らし (Good Life) の主要素のMax-diff 分析
吉野 章光成 有香
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p. 275-280

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抄録

2017 年にSustainable Brands が米国市民を対象に実施した調査(SB 調査)に倣い,日本人の理想的な暮らし (Good Life) の主要素の優先度を推定した。1,674 名を対象としたWeb アンケートでMax-diff 調査を実施し,SB 調査で抽出された4 つの主要素「適度に質素で健康的な生活」「人や環境とのつながり」「仕事や勉強での自己実現」「裕福さと社会的地位」の優先度を推定した。さらに,その結果を潜在プロファイル分析によって解析し,4 主要素の優先度の分布は,どの主要素を最優先するかで4 パターンに分かれること,「適度に質素で健康的な生活」を最優先するパターンが38%と最多であること,並びにその傾向は若い人,特に1998 年以降に生まれたZ世代に顕著であることがわかった。

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© 2023 (一社)環境情報科学センター
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