主催: 一般社団法人環境情報科学センター
会議名: 2023年度 環境情報科学研究発表大会
回次: 37
開催地: 日本大学会館
開催日: 2023/12/18
p. 275-280
2017 年にSustainable Brands が米国市民を対象に実施した調査(SB 調査)に倣い,日本人の理想的な暮らし (Good Life) の主要素の優先度を推定した。1,674 名を対象としたWeb アンケートでMax-diff 調査を実施し,SB 調査で抽出された4 つの主要素「適度に質素で健康的な生活」「人や環境とのつながり」「仕事や勉強での自己実現」「裕福さと社会的地位」の優先度を推定した。さらに,その結果を潜在プロファイル分析によって解析し,4 主要素の優先度の分布は,どの主要素を最優先するかで4 パターンに分かれること,「適度に質素で健康的な生活」を最優先するパターンが38%と最多であること,並びにその傾向は若い人,特に1998 年以降に生まれたZ世代に顕著であることがわかった。