主催: 一般社団法人環境情報科学センター
会議名: 2023年度 環境情報科学研究発表大会
回次: 37
開催地: 日本大学会館
開催日: 2023/12/18
p. 64-69
本研究では,風力発電事業者が日本のFIP 制度の下で水素製造設備を導入し,売電価格変動に対応して水素を製造するPower-to-Gas の追加的価値について分析し,設備導入の成立条件について検証した。価値の変化に影響を与える要素を,水素販売価格,売電平均価格,売電価格ボラティリティ,水素製造設備単価に分解して,ケーススタディによる感度分析を実施した。これにより,この事業モデルが成立するための各要素の水準についての示唆を得ることができた。このうち,水素販売価格の影響が価値に与える影響が大きいが,そのほかの要素も複合的に価値に影響を与えることがわかった。