主催: 一般社団法人環境情報科学センター
会議名: 2023年度 環境情報科学研究発表大会
回次: 37
開催地: 日本大学会館
開催日: 2023/12/18
p. 78-85
本研究ではデータ駆動アプローチによってSDGs のグローバル目標とターゲットの連環であるネクサス構造を分析した。SDGs ローカル指標、SDGs 未来都市計画を対象に、スパースモデリングやネットワーク分析の技術を適用することでネクサス構造を帰納的に推論して可視化した。 その結果、現状の日本のSDGs のグローバル目標とターゲットには特徴を持ったネクサス構造があること、日本のSDGs の状態を表す顕示データであるローカルSDGs 指標による推論されるネクサス構造とこれからSDGs 未来都市が行おうとしている計画の選好データに見られるネクサス構造は異なる傾向を持つことを示した。これらの知見は、シナジー・トレードオフ構造を理解した上でのセクターを超えた包摂的な計画立案、パートナーシップの形成への示唆を与えると期待される.