環境情報科学論文集
Vol.37(2023年度 環境情報科学研究発表大会)
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研究論文
データ駆動アプローチによる持続可能な開発目標のネクサス構造の解析
松井 孝典安藤 魁呂今井 隼人芳賀 智宏岩見 麻子増原 直樹川久保 俊
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p. 78-85

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抄録

本研究ではデータ駆動アプローチによってSDGs のグローバル目標とターゲットの連環であるネクサス構造を分析した。SDGs ローカル指標、SDGs 未来都市計画を対象に、スパースモデリングやネットワーク分析の技術を適用することでネクサス構造を帰納的に推論して可視化した。 その結果、現状の日本のSDGs のグローバル目標とターゲットには特徴を持ったネクサス構造があること、日本のSDGs の状態を表す顕示データであるローカルSDGs 指標による推論されるネクサス構造とこれからSDGs 未来都市が行おうとしている計画の選好データに見られるネクサス構造は異なる傾向を持つことを示した。これらの知見は、シナジー・トレードオフ構造を理解した上でのセクターを超えた包摂的な計画立案、パートナーシップの形成への示唆を与えると期待される

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© 2023 (一社)環境情報科学センター
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